ゴーイングコンサーンとは、「継続企業の前提」「企業の存続可能性」などと訳され、会社が将来にわたって事業を継続していくという前提のことです。
固定資産の取得原価主義、減価償却制度、繰延税金資産の計上など、現在の会計制度の多くは継続企業の前提によって成立している。
平成15年3月期より、このゴーイングコンサーンについて、監査人と経営者が検討を行うことが義務づけられている。
ゴーイングコンサーンに疑義ありと判断された場合、その内容を財務諸表等に注記することが求められ、通常は中間期と期末の決算短信に記述されている。
倒産した企業は、直前の決算短信にゴーイングコンサーン注記がされているケースが多いので、投資先企業の倒産リスクを検討するうえで、重要な指標となる。
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